成形不良　シルバーストリーク

「シルバーストリーク（silver streak：銀条）」とは

”シルバーストリーク（銀条）”とは、図.1のように、プラスチック成形品の表面に銀白色の筋状の流れが発生した状態のことを言います。
銀白状の筋に見えることからシルバーストリークと呼ばれています。
家電製品や自動車や二輪車の外観意匠部品においては、外観品質不良となる場合があります。

図１.　シルバーストリークの例

シルバーストリークは、プラスチック成形材料の中に含まれている水分や揮発ガスまたは成形時に巻き込んだ空気が、成形品の表面に吹き出すことで発生します。

シルバーストリーク（銀条）の発生メカニズム

図2.　溶融プラスチックの中にガス溜まりが発生し流動

図3.　成形品表面に筋状の流動跡が残る（シルバーストリークの発生）

図4.　シルバーストリーク

解決策

イオインダストリー株式会社では、一般的なプラスチック材料の課題解決とバイオエンジニアリングプラスチックの取扱難さを解消するために、ベント式射出成形機を導入しました。
ベント成形技術では、プラスチックペレット内の水分や原材料由来の揮発ガスをベント孔から排出できます。
この効果によって、シルバーストリークの解消、熱ストレス低減などができるため、成形品の品質が向上します。
詳しくは、下記URLをご参照ください。

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