金属代替技術 EPIブラケット
イオインダストリー株式会社では、自動車の金属製部品 EPIブラケットの樹脂化に成功しました。
EPIブラケットとは、Electronic Petrol Injection BOXを自動車のエンジンルームに取付固定する部品です。
CAEによる事前検証として強度解析を行い、高強度/高剛性となるように最適設計し、樹脂化することで、大幅な軽量化に成功しました。
CAEによる強度解析 EPIブラケット
図1. CAEによる強度解析例:EPIブラケット
CAE解析により、静的荷重・振動荷重等による最大応力を検証し、プロフィール及び車両レイアウト上のスペースを考慮した応力低減の形状案を設計できました。
EPIブラケットの搭載状態
図2. EPIブラケット
金属代替の量産実績
製 品 名 | 搭 載 車 種 |
---|---|
EPIブラケット(図2) | アルト、スペーシア、ハスラー、ラパン、ワゴンR、イグニス、ソリオ |
ドアサッシュ | アルト、ジムニー、スペーシア、ハスラー、ラパン、ワゴンR、イグニス、クロスビー、スイフト |
ブリーザープレート | イグニス、スイフト、ソリオ |
プラスチックによる金属代替 7つのメリット
意匠性:加工の自由度が高く、思い通りのデザインを作りやすい
コストダウン:金属より安価
軽量化:比重が鉄の1/4以下、アルミの1/2以下、大幅な軽量化が可能
防錆性:酸化せず、錆びることがない
絶縁性:電気を通さない
塗装レス:素材自体を着色できる(材着成形)
後加工レス:複雑な形も一度に成形が可能
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